レノボ(Lenovo)がやめとけと言われる全理由

日本でも世界でも高いシェアを誇るLenovo(レノボ)で使ったことがある人も多いと思いますが、中には「レノボややめておけ」「レノボはやばい」という評判もあります。
今回はLenovoのネガティブな評判や、その背景について様々な視点から解説していきたいと思います。
理由➀.過去にスパイウェア混入によるセキュリティの脆弱性の問題
レノボがやめとけと言われる理由の1つ目は、過去にスパイウェアがプリインストールされていた問題です。
具体的には、一部のレノボのノートパソコンに「Superfish」という広告用ソフトウェアが導入されており、これがユーザーのプライバシーを侵害する可能性があると指摘されました。この問題は現在は解決済みですが、セキュリティ面での不安を残しました。

以前は「Superfish」と呼ばれる広告ソフトウェアが一部のモデルにプリインストールされていた時期がありました。
このソフトウェアは、本来はユーザーの検索結果を最適化する目的で導入されていましたが、結果としてセキュリティホールを生むこととなり、ハッカーがユーザーの情報にアクセスするリスクが高まると指摘されました。
ちなみにLenovo公式サイトには「Superfishのアンインストール方法」という専用のページが作られています↓
参考:Superfishのアンインストール方法(Lenovo公式サポート)
理由➁.アップデートの遅れによるリスク
またシステムアップデートの遅れがあった点も、セキュリティ面での不安要素の一つです。
他の大手メーカーと比べて、Lenovoの一部製品では、最新のセキュリティパッチの適用が遅れることがありました。このため、脆弱性が長期間修正されず、サイバー攻撃のリスクが高まる可能性があります。
特に、企業で使用する場合は、これらの問題が業務上の重大なリスクにつながることもあります。
とは言えLenovo製品を使用する際には、以下のようなセキュリティ対策を行うことで、リスクを最小限に抑えることができます。
定期的なアップデートの実施: | Windows UpdateやLenovoの公式サイトから最新のセキュリティパッチを確認し、適用することが重要です。 |
不要なプリインストールソフトの削除: | 初期状態のPCには、不要なソフトウェアが入っていることがあるため、使用しないものはアンインストールすることをおすすめします。 |
信頼できるセキュリティソフトの導入: | 標準のウイルス対策機能に加えて、信頼性の高いセキュリティソフトを導入し、リアルタイムで脅威を防ぐことが大切です。 |
理由➂.米中対立の影響が中国企業Lenovoにとって向かい風
Lenovoが「やめとけ」と言われる理由の一つに、米中対立の影響があります。Lenovoは中国に本社を置く企業であり、米国との政治的な関係が悪化することで、製品の供給や技術開発に影響を受ける可能性があるためです。
米中対立がLenovoに及ぼす影響
近年、米国と中国の間で貿易摩擦や技術競争が激化しています。特に、米国は中国のIT企業に対して厳しい規制を強化しており、一部の中国企業が取引制限を受けています。Lenovoは、まだ直接的な制裁対象とはなっていませんが、今後の状況次第では影響を受ける可能性があります。
具体的には、以下のようなリスクが考えられます。
技術供給の制限: | Lenovoは米国企業の半導体やソフトウェア技術を利用しています。米中対立の影響で、これらの技術供給が制限されると、新製品の開発に遅れが生じる可能性があります。 |
価格上昇のリスク: | 米国が中国製品に関税をかけたり、部品の供給が不安定になったりすると、Lenovo製品の価格が上昇する可能性があります。 |
アップデートやサポートの不安: | 長期的に見ると、米国のソフトウェア企業との関係が悪化することで、Lenovo製品のソフトウェアサポートが受けられなくなる可能性もあります。 |
また中国企業であるレノボに対し、政治的な懸念を持つ人もいます。特に、データの取り扱いやセキュリティに関して、企業の国籍が気になる場合は、選択肢として慎重になる必要があります。
理由➃.高い故障リスク
他にもLenovoが「やめとけ」と言われる理由の一つとして、高い故障リスクがあります。
特に、一部のモデルでは耐久性や品質のばらつきが指摘されており、長期間の使用を考えているユーザーにとって懸念材料となることがあります。
故障リスクが高いとされる理由
Lenovo製品は価格が比較的安く、コストパフォーマンスが高いことで知られています。しかし、コスト削減の影響なのか、一部のモデルで以下のような故障報告がされています。
バッテリーの消耗が早い: | 充電の減りが異常に速くなる、バッテリーの持ちが悪いといった問題が報告されています。 |
起動しない・フリーズする: | 特に低価格帯のモデルでは、OSの起動が遅い、突然フリーズするなどのトラブルが発生することがあります。 |
キーボードやタッチパッドの反応が悪い: | キーが押しにくい、反応が遅れる、タッチパッドの操作性が悪いといった問題が報告されています。 |
画面の不具合: | ブラックアウト(画面が真っ黒になる)やチラつきなど、ディスプレイに関するトラブルも散見されます。 |
理由➄.保証期間と修理費用の問題
Lenovo製品の保証期間はモデルによって異なりますが、標準保証は1年間が基本です。
ただし、保証が切れた後に故障すると、修理費用が高額になることがあります。特に、以下のようなケースでは修理費がかさむことがあります。
バッテリー交換が必要な場合: | 交換費用が高く、場合によっては新しいPCを買った方が安くなることも。 |
ディスプレイの交換が必要な場合: | 画面の交換費用は高額になりがちで、保証がない場合は負担が大きくなります。 |
マザーボードの故障: | PCの基盤部分が故障すると、修理費用が高額になり、買い替えを検討する人も多くなります。 |
理由➅.デスクトップの品揃えの少なさやカスタマイズ性の低さ
Lenovoはノートパソコンのラインナップが豊富で、多くのユーザーに支持されています。しかし、一方でデスクトップパソコンの選択肢が少ないことや、カスタマイズの自由度が低いことが「やめとけ」と言われる理由の一つとなっています。
LenovoのデスクトップPCの品揃えが少ない理由
Lenovoは、ノートパソコン市場でのシェアが高く、特に「ThinkPad」や「IdeaPad」シリーズが人気です。しかし、デスクトップパソコンのラインナップは他のメーカーと比較すると限られています。これは、Lenovoが法人向けやビジネス用途のノートPCを中心に展開していることが影響しています。
一般的に、デスクトップPCを購入するユーザーは、自分でカスタマイズして使いたいと考える人が多いですが、LenovoのデスクトップPCはそのニーズに完全には応えられていないのが現状です。
カスタマイズ性の低さ
LenovoのデスクトップPCは、以下の点でカスタマイズの自由度が低いとされています。
・CPUやGPUの選択肢が少ない:カスタマイズできるモデルが限られており、特定の構成しか選べない場合が多い。
・メモリやストレージの増設が難しい:一部のモデルでは、後からパーツを交換したり増設することが難しい場合があります。
・電源ユニットが独自仕様のものがある:一般的なPCパーツと互換性が低く、交換する際に選択肢が狭まることがあります。
このため、自作PCを考えている人や、将来的にパーツの交換を前提としている人には向かないと言えます。
他メーカーとの比較
Lenovoと比較して、DELLやHP、ASUSなどのメーカーは、デスクトップPCのカスタマイズ性が高いモデルを多く提供しています。
これらのメーカーでは、CPU・GPU・メモリ・ストレージの選択肢が広く、ユーザーのニーズに合わせたカスタマイズが可能です。そのため、デスクトップPCを自分好みにカスタマイズしたい人には、Lenovoよりも他のメーカーのほうが適していると言えます。
LenovoのデスクトップPCが向いている人
一方で、LenovoのデスクトップPCにもメリットはあります。
特に、シンプルな構成のPCをそのまま使いたい人や、ビジネス用途で安定した性能を求める人には向いています。例えば、「ThinkCentre」シリーズは法人向けに最適化されており、シンプルなデザインと堅牢性を備えているため人気が高いです。
理由➆.コストパフォーマンスの裏側(品質のばらつき)
Lenovoの製品は「コストパフォーマンスが高い」とよく言われますが、その一方で「品質にばらつきがある」という声も少なくありません。
特に、低価格モデルでは耐久性や安定性に不安を感じるユーザーもいるため、購入前にしっかり検討する必要があります。
LenovoのPCが安い理由
Lenovoのパソコンは、他メーカーと比べて手頃な価格で購入できることが大きな魅力です。その理由として、以下のような点が挙げられます。
・大量生産によるコスト削減:世界中で販売するため、大量生産が可能で、1台あたりの製造コストを抑えられる。
・シンプルなデザインとパーツの選定:無駄な機能を削減し、コストを抑えた設計がされている。
・直販モデルが多い:公式サイトで直接販売することで、中間マージンを削減して価格を抑えている。
これらの工夫により、同じスペックの他社製品よりも安価に購入できるケースが多いのです。しかし、この価格の安さにはデメリットも存在します。
低価格モデルに見られる品質のばらつき
Lenovoの低価格帯のモデルでは、以下のような品質に関する問題が指摘されています。
・筐体(ボディ)の耐久性が低い:プラスチック素材を多用しているため、強度が低く、落下や衝撃で壊れやすい。
・キーボードやタッチパッドの精度が低い:一部のモデルでは、キーの押し心地が悪かったり、タッチパッドの感度が良くないことがある。
・ディスプレイの品質が安定しない:IPSパネルを採用していても、発色や視野角にばらつきがあることがある。
特に、エントリーモデル(5~8万円程度のモデル)では、コストカットの影響が顕著に表れるため、長期間の使用を考えている場合は注意が必要です。
口コミ・評判から見る品質の問題
実際のユーザーの口コミでは、「Lenovo製品は当たり外れがある」という意見が多く見られます。具体的には、
「1年でバッテリーが劣化した」
「ディスプレイが暗く、見にくい」
「初期不良があったが、サポート対応が遅かった」
といった意見があります。
ただし、すべての製品に当てはまるわけではなく、高価格帯モデル(ThinkPad X1 CarbonやLegionシリーズなど)は品質が安定しているという声もあります。
理由➇.一部の国での禁止措置
Lenovoのパソコンは世界中で販売されていますが、一部の国では使用が制限されたり、特定の機関で禁止されたりしていることがあります。この背景には、セキュリティや国際関係の問題が関係しています。
アメリカ国防総省での禁止措置
Lenovo製品は一般消費者向けには問題なく販売されていますが、アメリカ国防総省(DoD)では使用が禁止されています。これは、国家機密や機密情報を扱う機関が、セキュリティ上のリスクを懸念しているためです。
具体的には、2006年に米中経済安全保障検討委員会(U.S. -China Economic and Security Review Commission)が、「Lenovoのパソコンが米国政府機関で使用されることは安全保障上のリスクを伴う」と指摘しました。この影響で、一部の政府機関ではLenovoの製品が使用禁止となりました。
ただし、一般の消費者や民間企業が使用することに制限はなく、販売も継続されています。つまり、「Lenovoのパソコンがアメリカ全土で禁止されているわけではない」ということです。
その他の国や機関での制限
アメリカ以外でも、カナダ、イギリス、オーストラリアなどの一部の情報機関では、Lenovo製品の使用を控える動きがあったとされています。これも、国家レベルのセキュリティリスクを懸念したものであり、一般の消費者が使用する上では特に問題視されていません。
ただし、こうした情報は公式に発表されたものではなく、「噂」として広まっている部分もあります。そのため、Lenovoのパソコンが完全に禁止されているわけではなく、特定の機関で慎重な対応が取られているというのが実際のところです。
一般ユーザーには影響があるのか?
結論から言うと、一般のユーザーがLenovoのパソコンを使う分には、特に問題はありません。現在、アメリカや他の国でもLenovo製品は普通に販売されており、個人や企業が購入・使用することに制限はありません。
ただし、政府機関や機密情報を扱う企業では使用を控える動きがあるため、セキュリティを重視する人は購入前に検討した方が良いでしょう。また、万が一のリスクを避けるために、セキュリティソフトを導入し、不要なプリインストールソフトを削除するなどの対策を行うことが推奨されます。
理由➈.日本市場でのシェア 富士通やNECとの関係
Lenovoは、日本市場でトップクラスのシェアを誇るパソコンメーカーです。しかし、そのシェアの高さが「やめとけ」と言われる理由の一つになることがあります。特に、富士通やNECとの関係に違和感を抱くユーザーがいることが影響しています。
日本市場でのLenovoのシェア
Lenovoは、2023年時点で日本市場シェア1位を記録しています。これは、NECや富士通と提携したことで、日本国内のユーザーに馴染みのあるブランドを展開できたことが要因の一つです。
具体的なデータとして、2023年の国内PC出荷台数では、**「NECレノボ」が268.8万台を出荷し、シェア24.6%**を占めています。これは、日本HP(17.0%)や富士通(14.4%)を抑えてトップの座にあります。
NECや富士通との関係
Lenovoは、日本市場でのシェア拡大のため、NECや富士通のPC事業と提携しました。
・2011年7月:NECとLenovoが合弁会社「Lenovo NEC Holdings B.V.」を設立
・2018年:Lenovoが富士通クライアントコンピューティング(FCCL)の株式を51%取得
これにより、NECや富士通のパソコンはLenovoの傘下となり、Lenovoの技術や製造体制がNECや富士通ブランドのPCにも影響を与えるようになりました。
「NECや富士通のブランドが変わった」との声
NECや富士通のPCは、日本国内で長く愛されてきたブランドです。しかし、Lenovoとの提携後、以下のような意見が見られるようになりました。
「昔のNECや富士通の品質と違う気がする」
「サポート窓口がLenovoに統一され、以前より対応が悪くなった」
「富士通やNECのPCなのに、Lenovoの影響を感じる」
このような声があるのは、Lenovoの製造プロセスがNECや富士通のPCにも適用され、コスト削減を優先した設計が増えたためと考えられます。特に、「昔のNECや富士通の品質を期待して購入すると、思っていたものと違う」と感じる人が一定数いるようです。
レノボ(Lenovo)ってどんなメーカー?どこの国?特長は?

そもそものLenovoという企業に関する情報についても解説していきます。
Lenovoは中国発祥の世界的なITメーカー
レノボ(Lenovo)は中国を拠点とするIT企業で、1984年に中国科学院(CAS)を母体として設立されました。
もともとは「Legend」という名称で活動していましたが、2003年に現在の「Lenovo」に変更されました。この名称は「Legend」と「Novo(ラテン語で新しい)」を組み合わせたものです。
ちなみに日本国内へ展開しているのはLenovoの日本法人のレノボ・ジャパンとなっています。
【Lenovoジャパンの会社概要】
会社名称: | レノボ・ジャパン合同会社 |
会社設立年月日: | 2005年(平成17年)4月28日 |
本社所在地: | 〒101-0021 東京都千代田区外神田四丁目14番1号秋葉原UDX 代表:0120-030984 |
古物商許可証: | 東京都公安委員会 許可第301031506806号 |
企業ホームぺージ: | https://www.lenovo.com/jp/ja/gaiyo/ |
主力製品と事業内容
ご存じの通りレノボは、ノートパソコンやタブレット、デスクトップPC、サーバーなどの製造・販売を行っています。
特に有名な製品として「ThinkPad」シリーズや「IdeaPad」シリーズが挙げられます。「ThinkPad」はビジネス向け、「IdeaPad」は個人向けにデザインされており、それぞれ異なるニーズに応えています。
また、ゲーミングPCの「Legion」シリーズや、2-in-1の「Yoga」シリーズも人気があります。
IBMやNEC、富士通との関係
レノボは2004年にIBMのパソコン事業を買収し、「ThinkPad」ブランドを引き継ぎました。
また、2011年にはNECとの合弁会社を設立し、NECブランドのPC製造・販売も行っています。
さらに、富士通クライアントコンピューティングの株式を51%取得し、富士通ブランドの製品も展開しています。これにより、日本市場でも高いシェアを確保しています。
世界シェア1位を誇るメーカー
レノボは、世界的に見てもPC市場でのシェアが非常に高く、2023年時点で出荷台数1位を記録しています。
その理由として、低価格な製品ラインナップや大量生産によるコスト削減が挙げられます。
一方で、日本国内でも「NECレノボ」としてシェア1位を獲得しており、日本の消費者にも広く利用されています。
レノボ製品の特長
レノボ製品の特長は以下の通りです。
【レノボ製品の特長一覧】
コストパフォーマンスの高さ: | 大量生産により価格が抑えられており、手頃な価格で高スペックなPCが購入できます。 |
幅広いラインナップ: | ビジネス用からゲーミング用まで、さまざまなニーズに対応するモデルが揃っています。 |
カスタマイズ性: | 一部のモデルでは、メモリやストレージなどの仕様を自由に選べます。 |
グローバル展開: | 世界各地で販売されており、国際的なサポート体制も整っています。 |
Lenovo製品に対する良い評判と悪い評判
そしてLenovo製品のネット上での評判を「ポジティブな評判」と「ネガティブな評判」に分けて見ていきましょう。
Lenovo製品の良い評判
Lenovo製品は、コストパフォーマンスが高いことで知られています。同じスペックの他社製品と比較すると、価格が抑えられているため、初めてパソコンを購入する人や予算を重視する人に人気です。
また、ThinkPadシリーズは耐久性や信頼性が高く、ビジネス用途で長く愛用されている点も評価されています。特にトラックポイント付きキーボードは、タイピングのしやすさで多くのユーザーから支持されています。
さらに、ゲーミングPCや2-in-1ノートなど、多様なニーズに応えるラインナップを展開している点も高評価です。たとえば、Legionシリーズはゲーマー向けの高性能モデルとして注目されています。一方で、IdeaPadシリーズは普段使いに最適な軽量設計と使いやすさを備えています。
Lenovo製品の悪い評判
一方で、Lenovo製品にはいくつかの懸念が指摘されています。
前述したように過去にはスパイウェアが一部の製品にプリインストールされていたことがあり、セキュリティ面での不安を感じる人もいます。この問題はすでに解決されていますが、一度抱いた不安が払拭されにくいことは事実です。
また、サポート体制についても賛否が分かれます。保証期間内のサポートは充実していますが、保証が切れた後の修理費用が高額であるという指摘があります。そのため、故障時のコストを心配する声が少なくありません。
さらに、米中対立の影響で、Lenovo製品に対する地政学的なリスクを懸念する意見もあります。特にアメリカの国防省ではLenovo製品の使用を禁止しており、こうしたニュースがブランドイメージに影響を与えています。
評判から分かるLenovo製品の選び方
Lenovo製品を選ぶ際は、メリットとデメリットを理解し、自分の用途に合ったモデルを選ぶことが重要です。
たとえば、耐久性と高い性能を求めるならThinkPadシリーズがおすすめですが、セキュリティに不安がある場合は、購入後にセキュリティ対策を強化することが望ましいです。
また、長期的な使用を考える場合は、保証サービスやサポート体制も考慮する必要があります。良い評判と悪い評判を踏まえて、自分のニーズに最適なモデルを選びましょう。
Lenovo製品の特長・メリットとこんな人にお勧め
ここまでネガティブな情報が多めでしたが、Lenovo製品は世界No1のシェアを誇りコストパフォーマンスも高い定番のPCメーカーと言えます。
ここではLenovo製品の魅力についてみていきましょう。
特長➀:Lenovo製品のコストパフォーマンスの高さ
Lenovo製品は、他社に比べてリーズナブルな価格で購入できる点が最大のメリットです。大量生産による製造コストの削減や、不要な付属品を省いたシンプルな構成が、手頃な価格を実現しています。そのため、初めてパソコンを購入する方や予算に限りがある方にも適しています。
更にLenovo公式ストアでは頻繁に「期間限定セール」や「週末限定セール」「タイムセール」「サプライズセール」などの様々な割引セールを実施しており、「eクーポン」と呼ばれるクーポンコード(文字列)を入力する事で割引価格でLenovo製品を購入する事が可能です↓

【Lenovoストアで使える割引Eクーポンの種類】
Lenovoのeクーポンの種類 | eクーポンの説明 |
➀メルマガ会員限定の特別なeクーポン: | Lenovoのメルマガ会員に案内される値引き額の大きいクーポン |
➁期間限定セールのeクーポン: | Lenovoで約2週間毎とローテーションで実施される期間限定セールのeクーポン |
➂週末クーポン: | 土~日曜日(と祭日の月曜日)の期間限定で利用できる割引クーポン |
➃72時間タイムセールのEクーポン: | Lenovoストアで不定期開催される72時間限定セールで使えるEクーポン |
➄サプライズセールのEクーポン: | Lenovoストアで不定期開催されるサプライズセールで使えるEクーポン |
【現在終了】➅平日ナイトクーポン: | 平日の夜間(20:00~翌朝5:00)限定で利用できる割引クーポン【現在は実施されていない】 |
【現在終了】➆ThinkPad X9 期間限定の特別クーポン: | 一部メディア限定 Lenovoストアで期間限定で使えるThinkPad X9対象の割引特別クーポン |
【現在終了】➇法人・個人事業主向けストア「LenovoPro」の期間限定Eクーポン: | Lenovoの法人・個人事業主向けストア「LenovoPro」で期間限定で使える最大49%OFFになる特別なEクーポン【~2024/11/30】 |
【現在終了】➈幻のThinkpad76%値引クーポン: | 過去に誤って配布された驚異の76%割引のeクーポン【現在クーポン配布終了】 |
Lenovoストアで製品を安く購入するセールや割引用のクーポンコードの最新情報に関しては以下のページで確認してみて下さい↓
情報源:【最新】Lenovo(レノボ)の秘密の限定Eクーポンの入手方法と使い方 | デジタルキッズ
特長➁.幅広いラインナップ
Lenovoは多種多様な製品を提供しており、用途や目的に応じた選択肢が豊富です。例えば、ビジネス向けには堅牢性と高性能を備えた「ThinkPad」シリーズ、ゲーミングには高スペックを誇る「Legion」シリーズ、普段使いには手軽な「IdeaPad」シリーズがあります。
さらに、2-in-1の「Yoga」シリーズは、ノートPCとしてもタブレットとしても利用できる便利なモデルです。
参考:Lenovoのスペック比較表(Lenovo公式サイト)
特長➂.カスタマイズ性の高さ
一部の製品では、購入時にメモリやストレージ、プロセッサーなどをカスタマイズできるのも魅力の一つです。これにより、自分の使用目的や予算に合わせて最適なスペックのPCを手に入れることができます。特に、ビジネス用途やクリエイティブな作業を行う方には、カスタマイズの柔軟性が役立ちます。
特長➃.耐久性に優れたモデル
特に「ThinkPad」シリーズは、堅牢性に定評があります。落下や振動に強い設計で、外出先でも安心して使用できるため、出張が多いビジネスユーザーや、頻繁に持ち運ぶ学生におすすめです。さらに、長時間駆動バッテリーを搭載したモデルも多く、外出中の使用に便利です。
特長➄.最新技術を搭載した製品
Lenovoは、新しい技術を積極的に採用しています。例えば、顔認証や指紋認証などのセキュリティ機能、AIによる電力管理、Wi-Fi 6対応など、最新技術を取り入れた製品を多く展開しています。このため、常に最新の技術を求める方にも適しています。
Lenovo製品はこんな人にお勧め
という事で以下のニーズがある人にはLenovo製品の購入がお勧めできます↓
【Lenovo製品がお勧めできる人(ニーズ)の特徴】
初めてパソコンを購入する方: | 手頃な価格帯の製品が多く、コストパフォーマンスに優れています。 |
ビジネスで使いたい方: | 「ThinkPad」シリーズは耐久性が高く、外出先での使用に便利です。 |
ゲームを楽しみたい方: | 「Legion」シリーズは高性能なグラフィックカードを搭載し、快適なゲーミング体験を提供します。 |
学生やクリエイター: | 持ち運びに便利な軽量モデルやカスタマイズ性の高い製品が揃っています。 |
最新技術を試したい方: | AIやセキュリティ機能を搭載したモデルが多く、革新的な技術に触れられます。 |
Lenovo製品は、コストパフォーマンスの高さや幅広いラインナップ、最新技術の導入など、多くのメリットを持つ一方で、サポート体制やセキュリティに注意が必要です。使用目的や予算に応じて、最適なモデルを選ぶことで満足度の高い購入ができるでしょう。
こんな人はLenovo製品はお勧めしない
対してLenovo製品の購入をお勧めしない人の特徴についても見ていきましょう。
避けたほうがいい場合➀.高いセキュリティ意識を持つ方
Lenovo製品は過去にスパイウェア混入の問題があり、セキュリティに関して懸念を抱く人もいます。現在は改善されていますが、不安を完全に払拭できない場合、特に機密性の高いデータを扱う方には、他のブランドを選択する方が安心です。また、政府関連や機密性の高い業務を行う場合、セキュリティ基準の厳しいメーカーが適しているでしょう。
避けたほうがいい場合➁.長期的なサポートや保証を重視する方
Lenovo製品の保証期間は他社と比べて短いことがあるため、長期間の保証が欲しい方には不向きかもしれません。また、保証期間外の修理費用が高額になるケースが報告されているため、サポート体制を重視する方は慎重に検討する必要があります。
避けたほうがいい場合➂.カスタマーサポートの質を重視する方
Lenovoのサポートに関しては「対応が遅い」や「対応が不親切」といった口コミが一部で見られます。購入後に迅速で丁寧なサポートを求める方は、事前にサポート内容をよく確認するか、別のブランドを検討する方がよいでしょう。
避けたほうがいい場合➃.高品質なデザインや素材感を求める方
Lenovo製品はコストパフォーマンスを重視した設計が多いため、プレミアムな質感やデザインを期待している方には、やや物足りないかもしれません。アルミ素材を多用した高級感のあるデザインを求める場合は、他のブランドが適している場合があります。
避けたほうがいい場合➄.即納品や短納期が重要な方
Lenovo製品はカスタマイズの自由度が高い反面、納期が長くなることがあります。急ぎでパソコンが必要な方や、購入後すぐに使い始めたい方にとっては、この点が大きなデメリットになる可能性があります。
避けたほうがいい場合➅.長期間の利用を考えている方
特定のモデルでは、耐久性にやや不安があると指摘されています。頻繁に持ち運ぶ方や、5年以上の長期間使用を想定している方には、堅牢性が高い他のブランドの製品が向いていることがあります。
避けたほうがいい場合➆.プレインストールソフトが気になる方
Lenovo製品には、購入時に不要なソフトウェアがインストールされていることがあります。これが気になる方や、自分でカスタマイズするのが面倒な方は、シンプルな構成の他社製品が適しているかもしれません。
避けたほうがいい場合➇.高性能ゲーミングPCを求める方
LenovoのゲーミングPCは比較的リーズナブルで魅力的ですが、最高峰のスペックを求めるハードゲーマーには他の専門ブランドの方が満足度が高い場合があります。例えば、より冷却性能やグラフィックス性能が求められる場合には、他のブランドを検討するのがおすすめです。
Lenovo製品はコストパフォーマンスが高く、幅広い用途に対応していますが、セキュリティやサポート体制、デザインや納期といった点で懸念がある方には、他のメーカーを検討するのが賢明です。自分の使用目的や重要視するポイントを考慮し、製品を選びましょう。
Lenovo製品に関する疑問やよくある質問
最後にLenovo製品を購入する際に、よくある疑問や質問について解説しておきます↓
- Lenovoはどこの国の企業ですか?
- Lenovoは中国に本社を置くIT企業です。1984年に中国科学院を母体として設立されました。現在は「ThinkPad」や「Yoga」などのブランドで知られ、世界的にパソコンやタブレットを販売しています。
- Lenovo製品はアメリカで禁止されていますか?
- 完全に禁止されているわけではありません。ただし、アメリカ国防省ではセキュリティの懸念からLenovo製品の使用が禁止されています。また、過去には他の国の情報機関でも同様の動きが見られました。
- LenovoのPCが安いのはなぜですか?
- Lenovoは大量生産を行うことで、1台あたりの製造コストを下げています。また、部品の効率的な調達や工場の最適化がコスト削減につながっています。その結果、競争力のある価格で製品を提供できています。
- Lenovoは信頼できるメーカーですか?
- Lenovoはコストパフォーマンスが高いと評価され、多くのユーザーに支持されています。一方で、過去にはスパイウェア問題やセキュリティ上の懸念が指摘されており、信頼性については製品や使用環境によって評価が分かれます。
- NECはLenovoの傘下ですか?
- NECはLenovoとの合弁会社「Lenovo NEC Holdings B.V.」を通じて、パソコン事業を共同で運営しています。そのため、NECパソコンの開発や販売はLenovoグループの一部となっています。
- Lenovoの製品シェアは日本で何位ですか?
- Lenovoは日本市場でシェア1位を誇っています。2023年には出荷台数が268.8万台でシェア24.6%を記録しており、特にNECブランドが強みとなっています。
- Lenovo製品にスパイウェアは入っていますか?
- 過去に一部のモデルでスパイウェア問題が発覚しましたが、現在ではセキュリティ強化が進められています。購入後はセキュリティソフトをインストールし、不要なソフトウェアを削除することで安全性を向上させることが推奨されます。
- LenovoのPCはどんな人に向いていますか?
- LenovoのPCは、コストパフォーマンスを重視する人やビジネス向けモデルを求める人に適しています。また、ゲーミングPCや2-in-1モデルも豊富に揃えているため、多用途で利用できる点が魅力です。
- Lenovoのサポート体制はどうですか?
- Lenovoのサポート体制には賛否があります。基本的なサポートは提供されていますが、保証期間外の修理費用が高額であるとの指摘もあります。購入前に保証内容を確認することが重要です。
- Lenovo以外の代替製品はありますか?
- Lenovo以外では、HPやDELL、Apple、ASUSなどのメーカーが優れた製品を提供しています。特にセキュリティやサポートを重視する場合は、これらのメーカーも検討する価値があります。それぞれのブランドが持つ特徴を比較して、自分に合った製品を選びましょう。